みなさんご存知のとおりIBDであるクローン病 潰瘍性大腸炎は
「難病であり、現在の医学では完治しない」病気
とされています。
果たして本当にそうなのでしょうか?
今回は、クローン病 潰瘍性大腸炎の完治についてです。
クローン病 潰瘍性大腸炎の完治は目指さない
結論からお伝えすると、私は
「クローン病 潰瘍性大腸炎の完治を目指す必要はない」
という立場で情報発信を続けています。
理由は、「完治ではなく、改善している状態を維持し続けること」を目指すほうが楽であるし、
病態の改善だけでもその人のQOL(生活の質)は大きく向上できるからです。
クローン病 潰瘍性大腸炎の完治って?
そもそもクローン病 潰瘍性大腸炎の完治とは、何でしょうか?
また、どんな状態をもって完治とするのでしょうか?
クローン病 潰瘍性大腸炎の発症の原因は、現代医学ではまだ特定できていません。完治させる治療法についても同じです。
そうなると、理論上は、エビデンスのもとに確実に、医学的にクローン病 潰瘍性大腸炎の完治を認定された人は誰もいないということになります。
しかし、クローン病 潰瘍性大腸炎が完治しているという状態をここであえて定義すれば、病態は人によって様々ではありますが、
「今、悩んでいる辛い症状から全て解放され、投薬は一切なしで、発症前と同じ体調を維持できていること」
といえるのではないでしょうか。
そして、この状態はあくまで「患者個人が感じている体調の良し悪し」という主観的なものさしでしか比較検討できる材料がないため、
客観的にクローン病 潰瘍性大腸炎が完治したと定義できる基準がない以上、
自分では完治したと思っていても、他人から見ればそれは思い込みでしかないという意見を否定できません。
クローン病 潰瘍性大腸炎を投薬フリーで完治させるのはハードルが高い
私自身もかつては自分のクローン病をどうしても完治させたくて、今から10年ほど前に自然療法に取り組み始めました。
その中で気づいたことは、やはり難病を自然療法のみで完治させるということは、相当高いハードルであったということです。
どれくらい難しいかというと、例えるなら
「テニスを今まで一度もやったことがない初心者が、3年後にオリンピックで金メダルを目指すこと」
と同じくらい、ハードルが高いことと言えます。
クローン病 潰瘍性大腸炎を完治させた人はいるのか?
では、クローン病 潰瘍性大腸炎を完治させた人というのは、実際にどれくらいいるのでしょうか?
上でお伝えしたとおり、理論上は、エビデンスのもとに確実に、医学的にクローン病 潰瘍性大腸炎の完治を認定された人は誰もいない以上、公式に発表されている数字もそもそもありません。
実態を俯瞰して把握できている人は恐らく誰もいないのではないかと思います。
したがって、実際にどれくらいいるのかは、不明です。
しかし、個人レベルでは「治った」「完治した」という話は耳にしたことがあります。
私が耳にしたのは、ご家族にクローン病の患者がおられる方でした。
その方は、完治を標榜してステロイドや生物学的製剤を使わずに治療を行っていることで有名な病院にご家族とともに通院し、結果、治すことに成功したようでした。
ところが、数年後、残念ながら「再発」していました。
ということは、当初「完治」できたと思っていた状態は完治ではなく、実際は「改善を維持できていただけ」ということになってしまいます。
クローン病 潰瘍性大腸炎を完治させる方法?
とはいえ、クローン病 潰瘍性大腸炎を完治させる方法は、存在するのかもしれません。
しかし、完治させるまで、自分の心と身体に十分に手間暇をかけて日々生活できる人はいったいどれくらいいるのでしょう?
独断と偏見ですが、以下に当てはまる方々のみでしょう。
- 子どもがいない、または子育てに手がかからなくなった専業主婦である。
- 治療に使える十分なお金がある。
- 自分のためだけの自由な時間が多くある。
しかし、この条件全てにあてはまるクローン病 潰瘍性大腸炎の方々がいったいどれくらいいらっしゃるでしょう?
クローン病 潰瘍性大腸炎の発症は、特に若い方に多いです。これは今でも変わっていません。
中学や高校生であれば、勉強や部活動など毎日の学校生活を送らなければなりません。
大学生や専門学校生であっても、同様に授業やテスト、就活などが控えています。
また、新社会人であったとしても、そこまで多くのお給料をいただくことができる人も少ないのではないでしょうか?
したがって、投薬フリーでクローン病 潰瘍性大腸炎の完治まで持っていける恵まれた環境にいる患者が圧倒的に少ない以上、
やはり完治ではなく、改善を維持し続けるというスタンスでいたほうが心身の負担は軽くなります。
そして、クローン病 潰瘍性大腸炎の「完治」ではなく、「改善を維持し続ける」ために、
・薬を使う標準治療を選択するのか、あるいは
・薬を使わない代替治療を選択するのかは、
その患者自身が考えて答えを出せば良いと私は思います。
まとめると、
・完治を目指すことができる環境にある人は限られている。
・そのため、完治ではなく改善を維持するという意識のほうが長続きする。
今回も最後までありがとうございました。
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