IBD患者が季節の変わり目に弱い理由とその対策

今年(2019年)は、5月から6月にかけて、気温差の激しい日が多かったと記憶しています。

 

最高気温が30℃を超える日があったかと思えば、次の日は、20℃までしか気温が上がらなかったり

あるいは、

1日の寒暖差が10℃以上なる日もよくありました。

 

このように、季節の変わり目となる気温差が激しい時期が続くと体調がどうにも優れない

 

ダルい、頭が痛い、風邪ぎみである、などなど。

 

クローン病にかかってから、私個人はそう感じる機会が格段に増えたと感じています。

 

今回は、なぜIBD患者は季節の変わり目に体調が悪化するのか、その理由と対策についてです。

 

 

IBD患者が季節の変わり目に受けやすい影響とは?

人間には、本能として備わっている「ホメオスタシスという機能があります。

 

生物の最大の使命は、DNAを残すことであり、そのために気候変化や外敵からの攻撃などを乗り越えて

生存することが求められます。

 

生存のために、体内環境を一定範囲内に保つ必要があり、その役割を担っているのがホメオスタシスです。

 

そして、このホメオスタシスを乱し、DNAを残す生物の使命を脅かすものすべてが、ストレスになりうるのです。

 

つまり、季節の変わり目に起こる気温差は、IBD患者にとって物理的なストレスに該当します。

 

ちなみに、ホメオスタシスは身体以外に心にも働きます。

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なぜIBD患者は季節の変わり目に弱いのか?

結論から言うと、免疫が低下するからです。

 

特に、IBD患者において、生物学的製剤や免疫抑制剤といった薬を服用している場合は、免疫の低下が顕著に現れます。

 

ストレスに話を戻すと、

 

季節の変わり目に起こる著しい気温差といった物理的なストレスが降り掛かってくると、人間の身体はそのストレスに対抗しようと

 

脳にある視床下部からの指令により副腎という臓器からコルチゾール(別名ストレスホルモン)を大量に分泌します。

 

ストレスホルモン

http://www.ee-life.net/hatena/killer.htmlから引用

 

コルチゾールの分泌は白血球の働きを抑制します。結果、白血球が細菌と戦う力が弱まることで、免疫が低下するのです。

 

免疫が低下すれば、当然、風邪やウイルスに感染しやすくなります。

 

季節の変わり目に効果的な「ビタミンC」

副腎は「ビタミンCの大食漢」

コルチゾールの分泌が盛んになってくると、ホルモンの合成のために、あるビタミンが大量に使われます。

 

ビタミンC」です。

 

じつは、副腎は身体のなかで脳や白血球と並んで、ビタミンC濃度が非常に高いのです。

 

つまり、副腎はコルチゾールを分泌するためにビタミンCを大量に必要とするビタミンC大食漢なのです。

 

以上を踏まえると

IBD患者の季節の変わり目に起こる体調不良対策に摂るべき栄養素は、

「ビタミンC」

 

「ビタミンC」を積極的に摂っていきましょう。

 

「ダイナミックフロー」を意識する

では、ビタミンCは

どれくらいの量
どれくらいの頻度で

摂ればいいのでしょうか。

 

コツは、少量頻回です。

 

つまり、

  • 1回あたり「1〜2g」を
  • 3〜4時間おきに、頻回摂取して

血中濃度を高めておくのです。

 

なぜなら、ビタミンCは腸から吸収された後、比較的短時間(4時間程度)で尿に排泄されてしまうからです。

A single, oral dose increases plasma levels for a maximum of two to three hours following intake, and then decays back towards baseline levels.

単回経口投与は、摂取後最大2〜3時間血漿レベルを上昇させ、その後ベースラインレベルに向かって減衰します。

引用:Journal of orthomolecular medicine , 20(4), p241, 2005

このように、少量頻回摂取で血中のビタミンC濃度を満タンに維持している状態をダイナミックフローと呼びます。

 

IBD患者の方で季節の変わり目に体調の不良を感じたら、先ずはビタミンCのダイナミックフローを意識してみてください。

 

ただし、ダイナミックフローがどの程度の量で維持できるのかは個人差があります

 

それを知らず、維持できているにもかかわらずどんどんビタミンCを摂り続けると、

 

いずれ浸透圧性の急激な下痢を引き起こします。

 

ですので、IBD患者で下痢が酷い方は様子を見ながら少しずつ摂るようにしましょう。

 

IBD患者が季節の変わり目に取るべき温度差対策

外出時は温度差に対応できる服装をする

基本の基ですが、温度差に対応できる服装を意識して外出することも大切です。

 

たとえば、外出先でクーラーに当たることが想定されるのであればあらかじめ薄手の羽織モノを鞄に忍ばせておきましょう。

 

冷たいものを摂りすぎない

IBD患者の場合、夏に暑いからといって、むやみに冷たいものを摂りすぎないようにしましょう。

 

冷蔵庫でキンキンに冷やしたエ○ンタールを一気飲み、とかは下痢にもなりますし、オススメしません。

 

もし、喉が乾いたなら、生水がオススメです。

 

今回も最後までありがとうございました。

 

 

 

 

 

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